vol.51 「超老芸術」がNHKで特番放送
「アウトサイダー・アート」という、何だかよく分からないけれど気になって仕方がない芸術表現に魅了され、制作者のもとを訪問してはお話を伺っている。知的な障害のある人たちの福祉施設で16年間働いてきた僕にとって、芸術なんて全くの門外漢だったけど、キュレーターの語源であるラテン語のcurareは「世話する」という意味で介護にも通じる言葉だ。だから、僕は「アウトサイダー・キュレーター」を自称し、表現者たちとの伴走を続けている。この連載『アウトサイドの冒険』では、そんな旅の途中で出会った僕らの日常をご紹介したい。アウトサイドの冒険vol.51 「超老芸術」がNHKで特番放送 「実は、ご一緒するの2度目なんです。3年ぐらい前、広島でやってた僕のギャラリーに来て頂いて、その後一緒に羊肉を食べにいきました」。 リハーサルで隣に座るや否や、僕はそう声をかけた。「えっ、3年前?ちょうど、めちゃくちゃ忙しい時期・・・・・・・・・・
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