豊田薫・編 第3回

さて今月はいよいよ豊田薫初期の最高傑作、『マクロボディI・奥までのぞいて〜浅川美沙』(芳友舎・1985年作品)を紹介しよう。KUKIにて監督した2作、『少女うさぎ・腰ひねり絶頂!?』『奥まであと1センチ』にて、豊田は彼が愛してやまない寺山修司へのオマージュとして『書を捨てよ町へでよう』や『田園に死す』のイディオムを一部引用した。ところがこれが、元天井桟敷の文芸部に所属していたKUKIオーナー、中川徳章氏の怒りを買ってしまう。これによってしばらくの間仕事を干されてしまった豊田薫だったが、彼は2本の作品を通し自らのAV制作の手応えを感じ、また渋谷ビデオセンターのワークショップにて実相寺昭雄に師事、自分なりの映像を学んでいた。そこでKUKIに見切りをつけ、新天地を、当時まだ新興の小メーカーだった芳友舎に求める。そこで作られたのが本作である。 この移籍は、豊田にとって功を奏した。KUKI、宇宙企画・・・・・・・・・・

続きをお読みいただくには「会員登録」と「購読申込」が必要です。

毎月500円(税込)で読み放題+電子書籍版でまとめて読める

読み放題+電子書籍で購読

1記事100円(税込)で気になる記事だけ購読記事を単品で購入する

サービスの概要を必ずお読みいただき、同意の上ご購入ください。
購入した記事は購読一覧で確認できます。