高槻彰・編 第12回

高槻はなぜこのような人物に惹かれていくのだろう。この人物は面白い、ネタになるというドキュメンタリストの性か?ただ、作中の高槻は時に疲弊仕切っているようにも見える。しかし、誰もが満たされない心を持ってるのは事実なのだ──。 前回は1998年制作の問題作『実録AV犯罪ファイル』(宇宙企画)の前半「中村屋事件」を紹介したが、今月はそれに引き続き後半、佐川一政氏を主人公にした「パリ人肉事件」について語っていこう。ただ、その前に当時の個人的な記憶について少し──。先月、90年代後半という日々を被っていた何とも重苦しくも苦い空気、と書いたけれど、それはある意味、僕個人の問題でもあった。前回説明したように、あの頃はセルビデオバブルのような時期であり、同時にエロ本の世界では編プロバブルでもあった。 インディーズAVを紹介する雑誌が雨後の竹の子のように創刊され、普段は仕事の少ないライターの僕も相当量のレビュ・・・・・・・・・・

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