高槻彰・編 第8回

我々は自分の好む相手を好むようにしか愛せない。しかし当然よほど幸運でない限り相手は自分が望むように、愛させてはくれない。だから我々はお互いの意思を尊重しつつ、理解しあい求め合っていくしかない。それが恋愛というものではないか。 今月は高槻彰監督による1993年の名作『医大生真理子・緊縛療法』について書こう。前回紹介した『高槻彰のSM猟色日記〜愛しのAVモデルたちへ』と同様、シネマジックからのリリースである。それにしても、先月も感じたのだがこの頃のAVの自由度と芸術性の高さはいったい何なのだろう? 現在の抜き重視、ハメシロ《注》必然のAVが決して悪いとは思わないが──興奮出来るというのはポルノグラフィの大切な要素だし、気楽に楽しめるのも娯楽の必要条件だろう──アダルトビデオが、カルト的で先端的な映像を生み出しにくい土壌になって久しいことは確かだ。 参考までにこの年、1993年上半期の『ビデオ・・・・・・・・・・・

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