高槻彰・編 第4回

 作家とは何なのか? という問いがある。物を作るとはいったい何なのか。五木寛之はこんなふうに言っている。作家と呼ばれる自分は、自分の思うことを好き勝手に書いているわけではない。世の中に漂う風のようなものを、シャーマンのように感じて掴んで作品にしていくのだ──、と。 今回紹介する『NGナシ〜朝比奈めぐみ』(1991年・宇宙企画)は、高槻彰の90年代前半を代表する紛れもない大傑作である。内容を紹介する前に幾つかの前置きを。何しろ30年前の作品なのだ。これくらい時間が経つと色んなことを説明する必要がある──。まず、ビデオを再生するとビデ倫マークの後、〈バズーカ〉というイラスト入りのロゴが現れる。これはいわゆるレーベル名だ。各AVメーカーが複数のレーベルを持つようになったがの80年代後半。僕が知る限り芳友舎(現h.m.p)がハード路線の〈SAMM〉とソフト路線の〈ミス・クリスティーヌ〉という二つの・・・・・・・・・・

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