31 開発部員として

 ぼくのゲームフリーク正社員としての生活は、出版部主任という立場から始まった。とはいえ、少ない人数で多くの仕事をこなしていくために、ゲーム開発も手伝うことになる。創業当初のゲームフリークでプランナー(企画職)ができるのは、田尻の他にぼくと杉森と、あと数名しかいなかったからだ。 それまでのぼくは読書でも映画鑑賞でも、マイナーなものやアンダーグラウンドなものを好んでいた。ライターとして署名コラムで文章を発表するなら、それでもいいだろう。マイナー趣味を全開にしてウケれば自分の手柄になるし、ウケなければ自分の責任。それだけのことだ。 しかし、会社組織に属して製品を作るなら、そういうわけにはいかない。可能な限り多くの人(マス)に受け入れられるものを作っていかなければ、会社を存続させることはできない。 前項でも述べたように、ゲーム作りの土台にあるのは普遍的な遊びのおもしろさだ。そういうものを作るには、・・・・・・・・・・

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