26 ゲーム企画『パンジア』

 ぼくが「少年ジャンプ」で仕事をしている間、ひと足先に『ファミコン必勝本』へ活動の場を移していた田尻らゲームフリーク組は、着々と編集部内での地歩を固めていた。『宝島』などがそうであったように、『ファミコン必勝本』を発行しているJICC出版局(現・宝島社)は、外部のライターを積極的に起用する出版社だ。言い換えれば、それはフリーランスの立場を尊重してくれる、ということでもある。『ファミコン必勝本』で原稿を書きはじめた田尻は、以前よりも生き生きとしているように感じられた。絵を描くことが本業だったはずの杉森も、『ファミコン必勝本』ではライターとしてゲームレビューを書き始めていた。ペンネームは「ウサンクサー山田」。これは『ファミコン通信』に限らず、ゲーム雑誌全般に蔓延する幼稚なペンネーム群への皮肉でもあった。「おまえらどいつもこいつも胡散臭いんだ」と。けれど、当時の『ファミコン必勝本』には、そんな自・・・・・・・・・・

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