「願い」

 「フェミニストの人たちは何に怒っているの?」歳の近い男性の友人から不意に投げかけられて、私は一瞬言葉を失った。彼のことは全く悪く思ってはいない。きっとこの問いは、世の中の多くの人が心に秘めている、ごく一般的な素朴な疑問なのだろう。だからこそ、私は何からどう話せば良いのか頭を悩ませた。「例えば、献血のポスターのキャラクターが批判されたりするでしょう?」彼は言った。「あれは、女性を性的に消費するような描写が公衆の面前で使われていることが問題で…」私はどうにか言葉を尽くそうとしたけれど、釈然としないままその話は流れてしまった。 あれからずっとモヤモヤと考えている。そして、ひとつ思い至ったことがある。そもそも、フェミニストは”怒って”いるのではない。近頃「フェミニスト」や「フェミニズム」という言葉はひとり歩きして、「あいつらはなんでも怒る」「いちいちうるさい・・・・・・・・・・

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