死ぬ前に翔べ

萩原正人

第69回 陳情書

水道橋博士が参議院選挙で初当選をはたした。若き頃、わたしが見てきた博士は、行動力の塊だった。1996年、博士はひとつの事件を起こした。俗にいう変装免許証事件である。そしてこの事件により東京スポーツの一面を飾った。浅草キッドは、ことあるごとに東スポを漫才のネタにしていた。その夕刊を阿佐ヶ谷駅のスタンドで買って、わたしは喝采を叫んだ。あまりにもバカバカしい一面だったからだ。水道橋博士の面目躍如。その後、博士は芸能活動を謹慎して禊を済ませた。実は、ここに水道橋博士の突破力があると思っている。あんなアイデア──免許証の写真を変装して撮る。芸人として、これは最高にくだらないと思いついても、常人では実行できない。博士はいたって常識人だが、こと“芸人である”ということに至っては、とことんその思想で突き抜けていく。そんな博士が政治家になった。これからはきっと“政治家であ・・・・・・・・・・

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