死ぬ前に翔べ

萩原正人

第58回 スネに傷を持つ芸人達へ

元ラーメンズの小林賢太郎氏が、ホロコーストを揶揄したとして、開会式直前にディレクターの職を辞した。擁護するつもりはないのだが、芸人・小林氏より上の世代。90年代に活躍していたお笑いのインディーズシーンこそ、過激なネタ全盛だった。過激こそ全てともいえた。例えば、「とにかく過激である」ことを謳ったライブもあった。放送禁止ライブと銘打っていたと思う。それが、当時のトレンドでもあった。わたしの参加した、とある放送禁止ライブでは、エンディングは全裸での出演をお願いされた。強制こそされなかったが、舞台監督が楽屋にきて、「全裸でお願いしまーす!」と触れ回っていたのには目眩がした。思春期からこのかた体型にはコンプレックスを持っている。いつだって中肉中背。水着になるのすら嫌だ。ましてや全裸だなんて……。それでも、芸人のはしくれ。ケツの一つ二つ晒けださねばならぬのだ。「ならぬのだ」・・・・・・・・・・

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