出稽古日記 第41回

幻の七大戦優勝・福島聖也 去年の夏は、九州で胴上げされ、私は宙を舞っている「はず」であった。試合であるから「if」は言っても仕方ないと思うかも知れないが、これほど優勝が堅いチームはなかった。東大柔道部が挑んだ七大柔道、旧国立七帝大の柔道大会、通称「七帝戦」の話だ。 七大柔道において東大は1973年以来半世紀近く優勝から遠ざかっている。そのうえ引き込んでいきなり「亀」になりうずくまるなど、勝つためにはなりふり構わない極端な寝技が横行するのを嫌い、東大が七大戦から10年間脱退した時期もあった(1991~2001)。     そして復帰してもその間の寝技の進歩に追いつくのは、至難のわざであった。 そんな東大の柔道部長に私が就いたのは、2007年。それから2019年までの12年間、私は部長を務めた。この間、もともと七大戦にかんしては寝技知識が最前線に追いついていないこ・・・・・・・・・・

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