第三一回 二〇〇二年ワールドカップ開催地の鍵を握る男とのニアミス

国際サッカー連盟(FIFA)会長だったジョアン・アベランジェの取材は1分という約束だったが、取材に15分、その他、雑談で計30分ほど彼の事務所に滞在することになった。「今年、日本には行きたいと考えている。ただし、FIFAの会長としてではなく、日本とブラジルの友好百周年記念行事実行委員会の一員としていだ。サッカー関連のイベント、特に、ワールドカップ招致委員会の招待を受けることはできない。というのも、それを受けてしまうならば、韓国へも行かなくてはならないからだ」「私は二〇〇二年のワールドカップを日本で開催することは賛成だ。私の古い友人である長沼(健)もそのために多大な努力をしている」 ほとんどはこのように社交辞令的な当たり障りのない内容だった。一つのやりとりを除けば、だ。 このとき、韓国のワールドカップ招致委員会は、北朝鮮と合同開催するという奇天烈なな案を出していた。そもそもワールドカップの開・・・・・・・・・・

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