第二七回 「勝新連載」終了、二度目のブラジルへ

(前号からの続き) 九四年十月発売の『週刊ポスト』で始まったジーコの連載「フォルサ・ジャポン」は好評だった。すでに触れたように、これは住友銀行の〝準タイアップ〟扱いだった。 取材費を住友銀行が負担した上で、(編集部が正当な評価ができたかどうかは別にして)ジーコという世界的な元サッカープレーヤーの連載を加えたのだ。編集部として都合が悪いはずがない。少しではあるが、ぼくも編集部の中での自分の場所を確保したような気になった。 問題はもう一つの連載のほうだった。 勝新太郎さんの人生相談『何処で果てよと』である。 ぼくが勝さんに相談内容をプリントアウトしたものを渡す。答えは勝さんが思いついたときに、カセットテープに吹き込む。出来上がればぼくがテープを引き取りに行き、起こして原稿とする、ということになっていた。 ぼくは取材用にソニー製の最も安価なテープレコーダーを愛用していた。いくつかを使ってみたが、・・・・・・・・・・

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