Xデー2

「すでにお聞き及びかもしれませんが、いま慎太郎さんから連絡が来ました。師匠は一昨日、亡くなったとのことです。もうすでに荼毘に付され、お骨になっているそうです。これから一門は美弥に集まりますが、兄さんのご都合はいかがでしょうか」前座の頃から目端が利くタイプで、「しくじり」とはほぼ無縁のイメージしかない弟弟子の談修の声は、やけに落ち着いていました。こういう場面でも決して取り乱さないところが師匠にも気に入られてきたのでしょう。私とは真逆でありました。「やっぱりそうだったのか」ふと、ぼんやりとテレビに目をやると、大相撲の九州場所は11日目を迎えていました。稀勢の里と白鵬の結びの一番の前あたりでしょうか、テレビのテロップにも談修からの留守電を決定づけるかのように、「立川談志さん亡くなる。75歳」というニュース速報が流れてきました。「すげえな、NHKの全国放送でも伝えるんだ」。妙に落ち着いて観ていられ・・・・・・・・・・

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