もやもやレビュー

『日本一のホラ吹き男』に学ぶ、最初のチャンスの掴み方。

2014年12月26日11:08

『日本一のホラ吹き男 【東宝DVDシネマファンクラブ】』 植木等,浜美枝,中真千子,草笛光子,古澤健吾 東宝

 この映画を観たあと「今、一番かっこいいと思う男はだれか」と問われれば、間違いなく「植木等!」と答えてしまうでしょう。植木さんが本作で演じた主人公、初等(はじめひとし)は、自信の権化のような男です。快晴のように果てのない明るさ、大言壮語をホラで終わらせない実行力。こんなに能天気かつ大胆なキャラを観たのは初めてかもしれません。

 本作にはアホみたいに前向きになれる要素が満載です。中でも、感動したのが、「チャンスの作り方」について。

 大学卒業後の就職先として、日本一の大企業である増々電気を選ぶも、あえなく不採用となってしまった初。ですが「ちくしょおおおお!!!」と一声叫ぶと、すぐさま切り替え。新卒採用がダメならと、臨時雇いの守衛として会社にもぐりこみます。その後、玄関前で社長を出迎えると、すぐさま猛アピールを開始し、社長のゴルフのお供をすることに。本屋で立ち読みしたゴルフの教習本と社長の自伝本から得た知識から社長の心をつかみ、見事に直々の採用で正社員になることに成功します。

 その後も破竹の勢いで出世していく初。そのスタートとなったのは、「社長に直で」というショートカット精神です。

 実際、現実の世界でも「ショートカット」は威力を発揮しています。ソフトバンクの社長である孫正義さんは高校生の時、当時マクドナルドの社長だった藤田田さんの元に何度も足を運び、直接対面で話をする機会を得たそうです。興味を持ったら、むずかしく考えずに、上にいる人に会いにいくこと。Facebookでメッセージを送ったり、著書の奥付の出版社に手紙を送ったり、コネクトするやり方はいくらでもあるはず。本作を観て自信をたぎらせ、現代の初等になってやりましょう!

(文/伊藤匠)

『日本一のホラ吹き男 【東宝DVDシネマファンクラブ】』

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