講談社がドコモのアンドロイド専用アプリ『熱犬通信』を配信-『ホットドック・プレス』の電子書籍版として

 講談社は5月19日、ドコモのアンドロイド搭載スマートファン専用アプリ『熱犬通信』(ねっけんつうしん)の公開記念記者会見を行った。出版社によるアンドロイド専用アプリの発行は国内初の試み。

 2004年に休刊した若い男性向けの情報誌『ホットドック・プレス』(講談社)の電子書籍版ともいえる同アプリ。毎週木曜日に無料配信され、コミック、音楽、グラビア、映画、グルメなどに関する「最新のネタ」を読者に届ける。

 編集長の香山光さんは「ターゲットはホットドック・プレスと同じ20~30代の男性。しかし、かつて本誌はデートマニュアル的なものとして受け入れられていたが、今は時代が変わった。ダジャレではないが、このアプリではかつての『週刊誌』から『習慣誌』へと姿を変え、ソーシャルメディアの存在も意識しながら、ターゲットの生活のスキマに入り込めるようなネタを提供していきたい」と話す。

 会見には、初の小説連載を行うミュージシャン・SHOCK EYEさん(湘南乃風)や、グラビアアイドルの吉木りささんらが登場。同社が発行しているグラビア写真集アプリ『妄撮』に登場する吉木さんは、『熱犬通信』のアプリ内コーナー「妄撮のウラ側」でその撮影秘話を披露する。

 今後はこのアプリを皮切りに、さまざまな雑誌型コンテンツを『Mapli(電誌)』と称して積極的に配信していく予定だという。

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