もやもやレビュー

2030年に現実になるかもしれない『デイ・アフター・トゥモロー』

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 最近、とんでもないニュースが世間を賑わしています。それはイギリスのとある大学の研究チームが発表した「2030年、世界は氷河期に突入する」というもの。なんと、太陽の活動が現在の60%までに減少するのだとか。真実かどうかはわからないし、「温暖化が進んでるとはいうけど、まさか氷河期なんて来ないでしょ」となかなか信じられない人も多いハズ。そんな方にぜひ観てもらいたいのが、今から10年以上も前に公開された『デイ・アフター・トゥモロー』です。

 主人公は古代気象学者のジャック・ホール(デニス・クエイド)。彼は地球温暖化により数年後、大災害が起こると予言していました。しかしジャックの予想をはるかに上回るスピードで、世界中で異常気象が発生。一方ジャックの息子であるサムは、クラスメイトと共にクイズ大会に出場するためニューヨークへ。クイズ大会終了後、異常気象により家への帰宅が困難になったサムは、友人と共に男子生徒の家へ泊めてもらうことになります。しかし「もっと高いところを目指した方が安全だ」と判断したサムは仲間を連れて公立図書館へ避難することに。ジャックは息子がニューヨークに取り残されたことを知り、救助へ向かいます。

 あれよあれよという間に氷河期に突入する世界。逃げる時間が限られている中、人類はそれぞれの意思でこの先の行動を選択します。印象に残ったのはサムが避難先の図書館で「外に行くとすぐ凍え死んでしまう。図書館にとどまって暖をとり救助を待とう」と人々に訴えかけるシーン。しかし「生き残れる根拠は?」「食料だって少ないんだぞ」と言い返され、サムは人々が外へ行く中、呆然と立ち竦んでしまうのです。確かに図書館にとどまることもリスキー。本作では100%の安全なんて存在しないんです。その中で、どれだけ冷静に判断することができるかが、生き残れるカギとなるんだと実感しました。ジャックとサムの親子愛にも注目です。

 2030年、本当に氷河期に突入するかはわかりませんが、本作からは「生きるためのヒント」を得ることができます。本作をきっかけに、忙しい日々の中で、一度地球温暖化に目を向けてみてほしいです。

(文/トキエス)

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