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閉所恐怖症、体験映画。『デビル』

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 ダウンタウンの松本人志さんが「ガキ使」の収録きっかけで閉所恐怖症になったことは結構有名な話。他にも、英国人気ボーイズグループ、ワン・ダイレクションのリアムも閉所恐怖症でパニックに陥った過去を告白。でも閉所恐怖症って、意外とレアな症状というワケでもないのです。10人に1人が発症するといわれている閉所恐怖症、一体どんな症状が起こり、どんな気持ちになるのだろうか? なんて疑問に思った方や、自分はもしかして閉所恐怖症なのかもしれないと疑っている人に観て欲しい作品がコチラ。M.ナイト・シャマランが長い年月をかけて練り上げたアイデアを映画化した『デビル』です。

 高層ビルから男が転落死。その死体はロザリオを握りしめていた......そんな状態に違和感を感じつつも状況から自殺と判断したのは、現場に駆けつけた刑事ボーデン(クリス・メッシーナ)。現場検証が終わった時、次は同じビルのエレベーターが突然停止。閉じ込められた男女5人(スーツの男ビンス、老女ジェーン、警備員ラーソン、美女サラ、面接に来た若者トニー)は混乱し文句を垂れまくります。そんな彼らが乗ったエレベーターは電気が消灯するたびに一人ずつ不可解な死に方をしていくのでした......。

 最初に電気が消えた時は、サラが背中を負傷。出血がかなりあったことから犯人は一体誰なのか、全員が疑心暗鬼に陥るのです。罵声を浴びせたり、口論したり...エレベーター内は大パニック。狭いところに知らない人たちと一緒にいる。そんなシチュエーションがより恐怖を掻き立てます。そんな恐怖の中、自分ならどう冷静になれるか考えて見ると、自然と閉所恐怖症の気持ちや閉所恐怖症の立場に共感できるかもしれません。

 シャマランらしいセンセーショナルなストーリーにどっぷり浸かりながら、閉所恐怖症の気持ちを考えてみては。

(文/トキエス)

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