もやもやレビュー

モテたいなら、ギャップのある文学男子を目指せ。『8mm』

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 レトロでお洒落な映像が撮れることから、今でも愛され続けている8mmフィルム。1999年のアメリカ作品『8mm』は、サスペンス好きを唸らせる『セブン』の脚本家が送る猟奇的作品です!

 私立探偵のトム(ニコラス・ケイジ)は、大富豪の未亡人からとある依頼を受けます。それは亡くなった夫の遺品の中に紛れ込んでいた、一本の8mmフィルムについて調査してほしいというもの。そこに写っていたのは、少女がマスクをつけた大男に体を刻まれるという残虐な殺害映像。ポルノ作品としてフェイクで作られたものなのか、それとも本当に殺害されたのか......。調査を開始したトムは、やがてハリウッドの裏社会を知ることになります。

 トムは調査中にポルノショップの店員マックス(ホアキン・フェニックス)と出会います。彼はポルノを読んでいるフリをして、名作家トルーマン・カポーティのノンフィクションノベルを愛読している憎めないキャラクター。日本の刺青のようなデザインのロンT(小さめでダサめ)を着用していて、おまけに目つきも悪い。そんな外見とは裏腹に文学男子だなんて、ギャップになんだか魅了されちゃいます。さらに彼はアンダーグラウンドポルノにも精通しており、トムはマックスとパートナーを組み、共にハリウッドの裏社会の真相に迫ることとなります......。

 本作のマックスのように、とんでもなく個性的な見た目でも、文学男子だというだけで女性は少し惹かれてしまうもの。しかも、そのギャップから下手すれば普通の文学男子よりモテるんじゃないかと思われます。本作はとっても重たく痛々しい描写もあるので、ちょっと目を避けたくなりますが、一風変わった文学男子をチェックしたい人にはオススメです!

(文/トキエス)

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