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バディムービーの新定番、誕生! 『ナイスガイズ!』

『ナイスガイズ!』は 新宿バルト9ほか全国公開中!

世界の様々な賞レースで次々と受賞し、ついにアカデミー賞という大きな賞でも6冠を受賞し注目の集まる『ラ・ラ・ランド』で主演男優をつとめあげたライアン・ゴズリング。今回は、『ラ・ラ・ランド』とはまた違う彼の魅力たっぷりの映画を紹介したい。

シングルファーザーで酒浸りの私立探偵マーチ(ライアン・ゴズリング)と、腕力で揉め事を解決する示談屋ヒーリー(ラッセル・クロウ)が、ひょんなことからバディを組んだドタバタハチャメチャムービー。

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ライアン・ゴズリング演じる私立探偵マーチ(右)と、ラッセル・クロウが演じる示談屋ヒーリー(左)

共演者も豪華!
マーチの娘役アンガーリー・ライスは『スパイダーマン:ホームカミング』(8月11日日本公開予定)のヒロインに抜擢されている。
そして劇中では黄色いドレスが印象的なマーガレット・クアリーは、ハリウッド版『デスノート』(2017年Netflixで配信予定)でヒロインのミサミサを演じている、今最もホットな女優の一人である。
かなり最高なキャスト揃いでこれだけでも魅力的だが、内容も最高!

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マーチの娘役、アンガーリー・ライス

マーチのダメパパ探偵っぷりとヒーリーの強引なやり方は、一見どうにもかみ合うことがないと思いきや、全く違うキャラクターだからこそ歯車がカチッとあう瞬間が気持ちのいいアクションへと繋がる。
それでも凸凹コンビだけあって、歯車が外れてはハマってを繰り返す感じがとても面白い。
途中で「えー‼ そんなぁー‼」と驚きの展開もあり、鑑賞中に自然と声をあげたくなってしまう。もしかして薄味な伏線を回収仕切れずに終わるパターンの残念映画なの!?と思わせてからの、終盤はアクションの連続。普通ならバッチリカッコよくきめてくれるでしょ!ってところできめきれず、クスリと笑わせてくれるのも魅力であり、好感度アップ。
そしていっぱい笑ったはずなのに、探偵として追っていた事件の真実は意外にも重い社会の闇。楽しいだけで終わりではない、このギャップもたまらない。

娘が父親に言う「thank you promise」という台詞が、娘と父親の距離感を感じられ印象的だった。ライアン・ゴズリングのまた違った一面を味わうにはうってつけの作品だ!

(文/杉本結)

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『ナイスガイズ!』
新宿バルト9ほか全国公開中!

監督・脚本:シェーン・ブラック
出演:ラッセル・クロウ、ライアン・ゴズリング、アンガーリー・ライス、マット・ボーマー、マーガレット・クアリー ほか
配給:クロックワークス

原題:The Nice Guys
2016/アメリカ/116分
公式サイト:http://www.niceguys-movie.com
©2016 NICE GUYS, LLC

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